育つぶ 『やはり初モノには弱いちびでした』
今までとはまるで違う環境
新しい保育園初日は、慣らし保育ってことで嫁も一緒に行ってきたということだったので早速様子を聞いたら、ちびが目にいっぱいの涙を浮かべて助けを求めてきたって。
やっぱそうなっちゃったかー。
ちびのクラスは16人のクラスで、先生は2名。
今までの小規模保育とは違って、なんでも自分でやりましょうという教育方針のようだ。まぁ先生が園児につきっきりになれないからなのかもしれない。
トイレに行きたい人いる? と先生が声かけしたときに自分から名乗りでなきゃならなかったり、外で遊んだ後は自分でタオルを持ってきて足を拭くとか、お昼ごはんをこぼしたら自分で拭いたりとか、着替えはすべて自分でやるとか。今までとはまったく正反対だ。
頼れる人がいなかったらさぞかし辛かったろうな…
今回新しく加わった園児はちびを入れて5人ほど。
最初は歓迎会をしてくれるということで、他の園児と整列してホールに向かうときちびが嫁に助けを求めてきたという。
周りに知らないお友だちばかり、先生も初対面、自分がいるところも初めて来たところ。初めてづくしの状況にどうしていいのか分からないちび。
だんだんと人見知りは緩和されてきたけど、いきなり放り込まれるとまだ対処できない。仕方ないよね。対処の仕方が分からず、思わず目に浮かんでくる涙。嫁は慣らし保育なんてしなくていいのにと言っていたけど、ちびにとっては唯一の頼れる存在だったんだから、結果的に良かった。新しい保育園の人たちはよく分かってるな。
園庭で遊ぶのも今までとは違って大勢が一気に飛び出す。一人ひとりが思い思いに遊ぶ。そういうスタイルにも面食らったのか、ちびは嫁と一緒にずっと砂場で遊んでいたらしい。一方嫁は他の園児たちに次から次へと話しかけられ、無視することもできないので3人目の先生かのように応えていた。ちびにしてみたら「ぼくを ひとりに しないで」とドキドキだったかもしれない。
「人生」を歩み始めたちび
初日は半日で終了。
家に戻ってくるといつもより長い昼寝。
疲れたんだろうな。
パパが帰宅したときは、いつも以上に嫁にべったりして遊んでた。それからはバトンタッチでパパにべったり。
週明けの保育園はちびにとって試練とのときだな。
でも、なんでも自分でやるということは、遅かれ早かれ学ばなきゃならない。
現代人として生きていくために、乗り越えなきゃならない壁にぶつかったようだ。ちびも人生を歩み始めたということなのだろうか。
ちびが成長するために、良い環境であることを祈るのみだ。